白髪染めカラートリートメントとは?現役美容師があれこれ回答します!
【もくじ】
白髪染めカラートリートメントとは?
ヘアカラーの一種です。類似の言葉としてヘアマニキュアやカラーバターという言葉があげられます。
一般的な白髪染めとカラートリートメントの違い
▼一般的な白髪染め
市販や美容室で行うの一般的なヘアカラーは”酸化染料”、”アルカリ剤”、”酸化剤”を使用します。
アルカリ剤がキューティクルを開き、酸化剤と酸化染料が浸透します。
そして化学反応により発色させ髪の毛の色を定着させます。
区分としては【永久染毛料】になります。
▼白髪染めカラートリートメント
白髪染めカラートリートメントはヘアマニキュアという名前の通り、
一般的な白髪染めと異なり、キューティクルを開かず髪の毛の上からコーディングし髪を染めます。
成分としてはHC染料・塩基性染料・植物染料等を主成分とした白髪染めカラートリートメントが多いです。
<成分詳細>
【@HC染料】
酸化染料よりも分子が小さくキューティクルを開かずに髪に浸透する為髪を傷めずに染めることができます。
【A塩基性染料】
HC染料よりも分子が大きく、髪の毛の表面に吸着し染めることができます。
【B植物染料】
有名な成分はヘナやウコンでしょうか?ただし単体として使用することができるのはヘナしかなく、HC染料や塩基性染料と組み合わせる事が多いです。
白髪染めカラートリートメントは【半永久染毛】とされております。
白髪染めカラートリートメントに期待ができる効果
一般的な市販のヘアカラーや美容室での白髪染めはキューティクルを開く為髪の毛を痛めてしまいます。
その点、白髪染めカラートリートメントなら!
◎髪の表面に付着する為、キューティクルを開かない=髪の毛が傷まない
◎トリートメント成分配合により髪の毛がサラサラになる!
◎アルカリ剤を使用していない為、地肌トラブルが起きずらい
どんなタイプの白髪染めカラートリートメントがあるの?
大まかに分けると@クリームタイプとA泡タイプのものがあります。さらに濡れた髪専用と、乾いた髪専用、濡れた髪・乾いた髪どちらにも使用できるカラートリートメントがあります。
具体例商品紹介
クロエベール”泡カラートリートメント”
乾いた髪に使用する泡カラートリートメント
泡タイプの白髪染めカラートリートメント!
▼おすすめポイントはココ! |
マイナチュレ”クリームタイプ”
乾いた髪・濡れた髪併用可能!
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@cosmeベストコスメアワード2018
▼おすすめポイントはココ! |
白髪染めカラートリートメントのメリット・デメリット
美容室で染めるカラー剤、市販のヘアカラー、カラートリートメント別にそれぞれの特徴をご紹介します。
白髪染めヘアカラーのメリット・デメリット
カラートリートメント | 美容室 | 市販のヘアカラー | |
---|---|---|---|
料金 | △ 2,000円 〜 3,000円 (1カ月) |
× 6,000円 〜 10,000円 (1回) |
○ 600円 〜 900円 (1回分) |
時間 | △ 10分 〜 30分 ほどを定期的に |
× 1時間 〜 2時間 を月に1回 |
○ 10分 〜 30分 ほどを月に1回 |
髪への優しさ | ○ 髪をほとんど傷めない |
△ あまり髪を傷めない |
× 髪が傷む |
色もち | △ 定期的にケアする必要がある |
○ 長持ち |
○ 長持ち |
市販のヘアカラー?それとも白髪染めカラートリートメント?
髪を傷めずに、時間もお金もかけない白髪染めはカラートリートメントしかありません。
カラートリートメントをおすすめする理由
美容室
美容室は料金も高く、また時間もかかってしまいます。そのため、お金持ちで美容に時間とお金を費やせる方は美容室がおすすめできます。
市販の白髪染め
市販の白髪染めは価格も安く、また月に一度の手入れで済みます。
しかしながら髪を痛めてしまってはせっかく若作りの為にした白髪染めが、パサついた髪になってしまってはアンチエイジング効果はほとんどありません。
月に一度の白髪染めでも1年間に12回使用します。1年後には毛先も非常にダメージを受ける事になります。
白髪染めカラートリートメントでなかなか染まらない方にはおすすめできますが、まずはカラートリートメントを使用してみてはいかがでしょうか?
白髪染めカラートリートメント
白髪染めカラートリートメントは手入れが少し手間がかかってしまいますが、2〜4回使用していくうちにしっかり染まってきますし、
髪の毛を補修してくれます。使えば使うほど美しい髪を手に入れる可能性があります。
時間がかかってしまいますが、髪に優しいカラートリートメントを現役美容師の私はおすすめしております。